一部の新興国通貨にさらなる下落余地-ゴールドマンのモデルが示唆
Natasha Doff
2018年9月11日 9:32 JST
→新興国通貨はまだ2016年前半ほど割安ではない
→コロンビア・ペソ、ルピー、ルピアは「やや過大評価されている」
新興国資産売りが金融危機以降で最長となった後も、ゴールドマン・サックス・グループのモデルは、一部の新興国通貨にさらなる下落余地があることを示唆している。
新興国通貨は今年に入ってからの下落を受け、少なくとも一つの指標で過小評価の領域に押し下げられたが、まだ2016年前半の水準ほど割安ではないと、マーク・オゼロフ氏やカマクシャ・トリベディ氏らゴールドマンのアナリストが指摘。16年前半当時、新興国は世界的な原油価格下落によって打撃を受けていた。
ゴールドマンのアナリストによると、ブラジル・レアル、メキシコ・ペソ、南アフリカ・ランド、ロシア・ルーブルは下落を受け、貿易加重ベースで割安となっている。一方、トルコ・リラは、同国の経済的不均衡に見合った下落を超える下げとなっている。
ただ、全ての新興国通貨のバリュエーションに青信号が点灯しているわけではない。各国経済の対外的・内部不均衡を考慮するGSFEERモデルに基づくと、コロンビア・ペソ、インド・ルピー、インドネシア・ルピアはやや過大評価されている。
原題:Goldman Model Hints at More Pain for Some EM Currencies (1)(抜粋)
EM FX Valuations Enter Undervalued Territory in Goldman’s Model (抜粋)
引用元: ・【為替】一部の新興国通貨にさらなる下落余地-ゴールドマンのモデルが示唆
証券会社からトルコ国債買えって言ってきたかたからな
サムライ債の割合高けりゃまだ下がるぞ