世界中の様々なビッグデータに現れる「べき則」の普遍性を説明する新しい統計法則を発見した。
この統計法則は「超一般化中心極限定理」と呼べるもので、データ上に普遍的に現れるという。
これにより世界の様々な現象の統計モデルの構築が期待される。
従来、統計学で用いられるデータ解析では基本的な統計則として、中心極限定理や 一般化中心極限定理が用いられてきた。
しかし、金融市場の株価変動や為替変動といった価格変動分布、地震が起こる間隔などの確率統計分布、
そしてインターネットのトラフィックなどのビッグデータでは、個々に異なるべき則分布の和においても、
ある基本形のべき則(レビの安定分布)になるという現象が見られる。これは従来の極限定理では捉えきれず、
そうした現象が現れる理由は不明だった。
今回の研究では、現実のデータを反映した、従来の統計則である極限定理では捉えることができない、
異なるべき分布を個々に持つ独立な確率変数の和という統計モデルを定式化した。
その上で、データの数Nを無限にする極限において、レビの安定分布に収束するという極限定理を導出した。
この極限定理は、統計学の基本法則である中心極限定理をべき則に一般化した一般化中心極限定理を、
さらに異なるべき則の和の極限に拡張したもので、「超一般化中心極限定理」と呼ぶことができる。
より一般化された状況でも成立する極限定理としての統計学的な意義があるとともに、
現実世界の至るところに現れるべき則の普遍性を示すビッグデータの特徴を正確に記述する基本統計則としての意義も持つと考えられる。
論文情報:【Journal of the Physical Society of Japan】Super Generalized Central Limit Theorem
—Limit Distributions for Sums of Non-identical Random Variables with Power Laws—
https://journals.jps.jp/doi/10.7566/JPSJ.87.043003
大学ジャーナル
http://univ-journal.jp/20174/
教授の方は名義貸しで、学生の方が発見の主体かな?将来が嘱望されるね。
先生の指導の賜物です、と言っておくんだよ
国土と国民を守り、敵国を攻撃できる研究をすればよい。
そうすれば独自の軍事装備を持ち、軍事機密も守りやすい。
将来予測としての捉え方には無理が出てくるんじゃね
一線の研究から離れて研究者の世界での政治にのめりこんだ老人たちに
ケチを付けられそうだな
何故に数学や統計の専門誌じゃなくてJPSJなのか
素晴らしい軍事研究じゃないか!京都大学!
あれ?軍事研究はしないって宣言していたよね?