浜矩子(はま・のりこ)/1952年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。前職は三菱総合研究所主席研究員。1990年から98年まで同社初代英国駐在員事務所長としてロンドン勤務。現在は同志社大学大学院教授で、経済動向に関するコメンテイターとして内外メディアに執筆や出演
経済学者で同志社大学大学院教授の浜矩子さんの「AERA」巻頭エッセー「eyes」をお届けします。時事問題に、経済学的視点で切り込みます。
* * *
世界で株価が急落した。これは終わりの始まりか。
この株価騒動を巡って、「適温経済」という言葉が新聞の見出しを飾った。ここしばらく、それなりにはやっていた言葉だ。特にアメリカについて何かにつけて使われてきた。だが、総じてグローバル経済の状況に関しても適温談議が広がっていた。適温経済は、その字面が示す通り。万事がほどよい感じで、緩やかな巡航速度で推移していく。
リーマン・ショック前夜に、これに似た言葉がはやった。「ゴルディロックス(Goldilocks)経済」である。ゴルディロックスはおさげが似合う金髪少女だ。彼女が熊さん親子、3人家族のおうちに迷い込む。そして、ほど良く温かいスープを飲んで、ピッタリサイズのベッドで心地よくお昼寝をする。
その後の顛末についてはいろいろなバージョンがある。食い殺されるという怖いのもある。熊さんファミリーと仲良く盛り上がるという無難なエンディングの版もある。いずれにせよ、「ゴルディロックス経済」という言い方のポイントは「ほど良さ」にある。まさに適温のスープ。完璧ピッタリサイズのベッド。
ゴルディロックス経済は、そのほど良さを人々が謳歌しているそのうちに、悲惨な結末にいたった。まさに、食い殺されるバージョンのエンディングに、グローバル経済が全体として突入することになったのであった。
あの時、ゴルディロックスの3匹の熊さん物語に、残酷バージョンの終わり方があることを、どれくらいの人々が認識していただろうか。言い換えれば、ゴルディロックスと聞いたとたん、なぜ、多くの人々が、適温の後に来る熱さ冷たさの厳しさに、すぐさま思いが及ばなかったのかと、つくづく思う。
今の状況についても同じだ。そもそも、これまでのどこが適温だったのだろう。
グローバルな規模ですさまじいカネ余り状態が広がっている。適温どころか、カネのお風呂はぬるすぎてどうしようもない。だから、少しでも高温を求めて危険な湯にばかり入りたがる。そこに、突如として冷水が襲いかかってきた。エンディングはやっぱり怖いほうが正解なのである。
※ AERA 2018年2月19日号
金余りというか、お金の配り方、金融の緩和方法が間違えて
いるのだよな。
紙と黒電話と鉛筆の時代に作られた制度が、
今のインターネット全盛の時代にそぐわないから、
複雑な金融操作でお金が増殖してしまったのだよな。
まずは金余りだ、金融引き締めと言う前に、金融取引税を設けて、無制限な金の
増殖を制限しないといけないよ。
はよ
低調の時だけ書き入れ時なんだろうな
この人とマスコミは
同志社大学といえば浜矩子
わかりやすい ( ^ω^ )
コンビだったな
国民の義務のNHK様によく出てたわ
まだまだ円安
50円までいきます
ってたな
株だろうが為替だろうが先物だろが
野菜だろうが魚だろうがさ?
公正に値段を決める為だろ?
違うかね?
何?今のやり方?
共産主義でもしてんの?
仮想通貨とかって言う投資先が
金融工学で発明されたんだよ
過去の事実を
あたかも
未来の予言でもしてるかのように騙るインチキババア
市場は儲ける為にあるんじゃ無いわ!
死ねクソが!
市場は値段を決める為にある!!!
馬鹿は破産しろ!