2018/3/13 9:38
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28038080T10C18A3MM0000/
【オースティン=佐藤浩実】トランプ米大統領は12日、シンガポールに本社を置く通信用半導体大手ブロードコムによるクアルコムの買収を禁じる命令を出した。外国企業による米国企業への投資を安全保障の観点から審査する、対米外国投資委員会(CFIUS)の勧告に従ったという。13兆円にのぼるIT(情報技術)産業最大の買収は、政治判断によって実現の可能性がほぼついえた。
トランプ大統領は命令文のなかで「ブロードコムによるクアルコムの買収は、米国の安保を損なう可能性があると信じられる確かな証拠がある」と示した。クアルコムは国防総省との取引があり、米国が中国などと競う次世代通信規格の「5G」でも、規格の策定や半導体供給で中心的な役割を果たしている。こうした点が「確かな証拠」につながったようだ。
同買収をめぐっては、大統領の命令に先立ち議会やCFIUSが懸念を示していた。3月4日にはクアルコムが2日後に予定していた株主総会を1カ月延ばすように要請。この時公開した書簡では、短期収益と株主資本主義を重視するブロードコムの経営姿勢そのものがクアルコムを弱体化させると指摘していた。
通信分野で力を付ける中国の華為技術(ファーウェイ)の名前を具体的に挙げ、クアルコムの技術力の低下が米国にとってのリスクになると強調していた。
ブロードコムは総会延期が決まって以降、連日にわたり米国に歩みよる姿勢を見せてきた。買収後も5Gや次世代通信技術の研究開発を維持することや、防衛などに関わる事業を売却しないことを約束。米国で通信技術者を育成するファンドの設立も決め、12日には5月を予定していたシンガポールから米国への本社移転を4月初めに前倒しすることを表明したばかりだった。
それでも、米政府の判断は揺るがなかった。半導体業界のアナリストは「ブロードコムとファーウェイの企業としての近さも警戒された」と指摘する。
ブロードコムは昨年11月に、クアルコムに対する買収を提案。あらゆるモノがネットにつながるIoT時代に向け、通信用半導体をあまねくそろえる戦略だった。だが、クアルコムが拒否したため、株主に判断をあおぐ委任状争奪戦に発展した。
そりゃ保身するわ。(※日本以外)
海外は買収の規模もでかいねぇ
だからきらい
政治的に暗躍してるイメージ
無能文系家電メーカー経営陣を思い出すわな
>クアルコムは国防総省との取引があり、米国が中国などと競う次世代通信規格の「5G」でも、規格の策定や半導体供給で中心的な役割を果たしている。
>こうした点が「確かな証拠」につながったようだ。
5Gの規格策定や半導体供給で中心的な役割なら、(外国からの)買収阻止するわな
元はAVAGO、大元はHP
アメリカは結構中身を精査しているよな
シャープやら東芝みたいにはならない
スマホは世界の敵じゃねーか
有事の際に爆発信号とか仕込まれるぞ
日本企業は過去の経験から、内部留保を手厚く持つのが経営理念になってるからw
利益剰余金、上場企業の56%が最高に 9月末時点
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23917160W7A121C1MM8000/
内部留保、最大の417兆円=企業の投資慎重姿勢で-昨年末
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018030100930&g=eco